サンドブラスト彫り

約800年の年輪が刻まれた見事な欅の一枚板看板

 

サンドブラストとは、木などの表面に特殊なフイルムを貼り、彫り込む部分を切り取り、コンプレッサーの風圧で細かな砂を吹き付けて「木・石・ガラス」等を彫り込む技法です、特に木にブラストをすると平坦な表面から、永い年月をかけて刻み込まれた年輪が目を覚ますかのように立体的に浮かび上がります、木の種類によって多様な表情を表します。
文字やマーク・イラストなどを彫ったり、浮かび上がらせることが出来ます、大きなものは5m×2.5mの木彫校歌額の文字から、小さなものは10㎜角の漢字の彫り込みまで可能です。
UV樹脂のマスクフィルムを併用する事で極細な文字・イラストの彫りも可能です。

○3つのお任せ

  1. 大型サイズならお任せ!
  2. 極細彫りならお任せ!
  3. 量産ならお任せ!

サンドブラスト彫り大型の事例
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※校歌額など学校関連の専門H.Pはこちらから

世界的ピアノ修復師 山本宣夫先生の工房看板を「修復」

山本宣夫先生の工房に取付けられた木彫看板 サイズ H.495×W.382

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◎木に初の極細イラスト彫り、困難の連続!

今回のヤマモトコレクション様の看板は、ピアノ部分が細やかで、鍵盤などライン幅が0.3㎜前後と細いのため、通常の弊社独自のマスクフィルムでは彫り加工が不可能でした。
細かい文字や模様・写真などを彫るために、UV樹脂マスクフィルムが有ります、ガラス製品や御影石などでは過去に幾度か利用した事がありました。
今回、木彫に使用するのは初めてで、納期が迫っている中で試行錯誤の連続でした。

テストのための極細部分のサンプルフィルムで幾度か試作を試みる。本番UVフイルムの貼りでまず失敗、貼り方にも微妙なコツが必要だ。 UVフィルムの抜け部分の洗い不足でうまく彫れず、板面を削り直して一からやり直し、ここで納期上後が無いため苦渋の決断、鍵盤部分を除く0.3㎜ラインを太くするデータの作り変え、これで再度UVフィルムを作り直して彫りへ。

彫りは通常に使っている荒い砂を細かい砂に変更、コンプレッサーの風圧を通常の20%まで下げ、ゆっくりゆっくりと赤子をあやすように彫り・・・・何とか成功。

次に色入れ、極細のラインは、筆を使うとフィルムを痛めるためガン吹きに、にじみ防止のプライマーと黒の塗料、当初予定のウレタン系はフイルムを痛めるため水性に変更、それでもテストでフイルムがプクプクと湧いて失敗、水性でも通常の吹き方では湧いてしまう,UVフィルムの繊細さを痛感した。

御影石やガラスにUVフィルムを使って彫った後は色入れしない場合が多く、入れる時もフィルムを剥がしてから可能だが、木の場合はフィルムを貼った状態で色入れしないと板面を汚すため厄介だ、ガンの風圧を最小に押え、少しづつ吹いては乾かすを何回も繰り返すことで何とか解決。

最後は仕上げのクリアー塗装、ここでもUVフィルムの弊害が発生、文字は深彫りするため弊社独自のフィルムを使用、色入れ後に全てのフィルムを剥がしたところ、2つのフィルム跡の色合い・艶がくっきりと異なる、どちらも指で触ってもサラッとしているが?、原因はUVフィルムの裏の粘着のノリ残りしか考えられない。 このまま上塗りのクリアーを吹くとムラムラにはじいてしまう、しかし細かな色入れが済んだ段階で溶剤で拭き取る事も不可能、考えられる解決方法はただ一つ、全体をひたすら細心の注意を払い、細かいサンドペーパー掛けをしてノリを除去する事、ペーパー掛けの苦労が報われ、クリアー塗装は無事に塗り上った。

しかしもう一つ難敵が待っている、蚊・小さな羽虫の飛来、過去にも仕事じまいに看板にクリアーを吹いて、翌朝に見ると蚊が真ん中で固まっていた痛い経験がある、蚊取マットで虫を追出した小さな部屋に、塗りたての看板を置き全ての作業が終了。

苦難の末の完成、納期に何とか間に合い、山本先生にも喜んで頂けたとご報告を受けほっとしました、やり甲斐のあるお仕事に携わる事が出来有難うございました。

今回のお仕事を経験する中で、「極細のイラストを木に彫り込み、そこに色を入れ、全体を保護する為のクリアー塗装で仕上げる」といった新たなジャンルが開けました。
今後のお仕事に生かして行きたいと思います。

先ごろ、文字全体がただならぬ「にじみ、かすれ」のロゴデータを頂き、「大原女」をかまぼこ彫りにしてほしいとのご希望でした。
「おばんざい・・・」の小文字・マークはサンドブラスト彫りなので問題ないのですが・・・熟考の末に思い付いたのが「サンド彫りとかまぼこ彫り」の併用でした。
文字のアウトラインの「にじみ」部分2㎜前後を先にサンド彫りし、その後内側を手彫りでかまぼこ形状に仕上げるものです。
外周の細かな「にじみ」は手彫りでは困難ですが、サンド彫りの場合正確に彫る事が出来ました。
納期が無いのと「かまぼこ彫り」の表現上、文字内外の「島・かすれ」はかなり省略せざるをえませんでした、この技法はもちろん初めての試みでしたが、手彫りとサンド彫り併用ならではの成果で、今後更に元原稿に近い究極の表現を追及して行きたいと思います。
大阪難波高島屋の8階に取付けられています、興味のある方は一度ご覧下さい。

支給ロゴデータ

彫り用データ

アウトライン部分をサンド彫り、この後かまぼこの工程へ

取付け完了、夜の百貨店内

量産ならお任せ下さい。


全国チェーンの店舗などに使用する同仕様規格物の木彫サインの量産はお任せ下さい。
深彫りが可能な独自のマスクフイルムと、養生を必要としない加工方法によって、より早く量産と低価格を実現しました。
使用する材の手配から彫り加工、色入れ、クリアー塗装まで一貫してお請け致します、卓上式の自立看板も承ります。
月間の製作枚数は同規格板物で最大約300枚、卓上自立タイプは150台を目途にしています。
お見積りは、仕様・ロゴデータを添付の上お問合わせ下さい。
他のお仕事との兼ね合いも御座いますので、納期に付きましてはご相談下さい。

平板同一規格(量産OK)

書道研究会 至晃会様からご依頼の免許看板、落款が彫りあがったところ。 この後、書家 暘堂 至晃先生がお弟子さんの書道会名を揮毫されます。

卓上自立サイン(量産OK)

サンド彫り作品ギャラリー

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